次に住宅ローンです。これは日本人にとって最大のテーマです。新型コロナで、不動産市場に異変が起こっていますが、それでも都心のマンションの平均価格は5千万円をはるかに上回っています。

「4月の1戸あたり平均価格は6216万円」(出典:「4月の首都圏新築マンション発売戸数、過去最少に」日経新聞 2020年5月20日)。

もし、都心でマンションを購入し、6000万円を借り入れ、借り入れ条件25年返済、0・625%の低金利で夢の住宅を手に入れたとします。入居後、毎月21万6082円(ボーナス時同額)を25年にわたって返済していかなければなりません。入居の翌月から地獄の日々がはじまります。賃貸住宅でも、生活が楽になることはありません。

子どもの教育費が最もかかる高校、大学の時期は、息が詰まります。これは特殊な光景ではなく、たとえ、金額がこれを下回ったとしても、状況はあまり変わりません。住宅ローンを完済し、子どもを独り立ちさせたとき、大きなストレスから解放されやっと人間らしさを取り戻します。

私たちは、家賃やローンのために生きていると感じている人がほんとうに多いのです。

※本記事は、2020年9月刊行の書籍『ワークスタイル・ルネッサンスがはじまる』(幻冬舎ルネッサンス新社)より一部を抜粋し、再編集したものです。