私たちが一生懸命働いても苦しかったのはどうしてか

私たちはほとんどの人が、一生懸命働いて一生を過ごします。しかし、一生懸命働いても、豊かさを実感できずに、一生を終えてしまいます。何とも残酷な話です。なぜでしょう。みなさんはその理由を知っています。ある程度の収入を得たとしても、生活コストがかかりすぎるからです。

日本人の一生にかかる3大必要資金というものがあります。教育、住宅、老後です。

一人の子どもを成人まで育てるのに、いろいろな統計がありますが、3千万円程かかります。二人いたら6千万円です。アメリカではもっと深刻で、大統領選の争点になっているほどです。「一人あたりのローン残高は3万ドル程度で、連邦政府の学生ローンは卒業後の金利が7%程度。90日以上延滞した比率は11%と、カードローンや自動車ローンを大きく上回る。利子が積もり、年数をかけても借金残高がなかなか減らない構図だ」。(出典:「米学生ローン あえぐ中高年 民主予備選焦点に 返せず破産・離婚相次ぐ」日経新聞 2020年2月13日)