もちろん、アンチエイジングにも力を発揮します。そのうえ、胃腸の調子を整える働きもあります。オリーブオイルは、植物油のなかでもっとも消化吸収されやすく、ビタミンEやβカロテン、ポリフェノールなどの栄養成分も含まれています。まったくいいことずくめですね。


このようなオリーブオイルの効能は、古代ローマ時代から知られていたというから驚きです。古代ローマでは飲用や調理用としてだけではなく、マッサージや傷の手当てにも使われていたようです。


また、絶世の美女として有名な古代エジプトの女王クレオパトラは、美容オイルとしてオリーブオイルを愛用していたといわれています。私もクレオパトラにあやかってというわけではないですが、オリーブオイルで肌や毛髪のお手入れをしています。おかげで特別なことは何もしないのにツヤツヤです。ぜひ、お試しあれ。


なお、オリーブオイルにもさまざまな種類があります。もっとも品質がよいのはエキストラバージンオイルです。こう名乗れるのは、一番搾りで酸度〇・八パーセント以下の最高級のオリーブオイルだけ。


食用には、このエキストラバージンオイルがおすすめです。

※本記事は、2020年10月刊行の書籍『喰い改めよ! あなたはあなたが食べたものでできている』(幻冬舎メディアコンサルティング)より一部を抜粋し、再編集したものです。