なだらかな坂多き街 白波の 寄せては退きし証しを刻む
崖ぞひにこんこんと湧く泉あり 縄文人の水汲みしところ
あざやかに紅(あか)く粧(よそほ)ふ丸(まろ)き壺(つぼ) 弥生の土器が掘り出ださるる
※本記事は、2018年11月刊行の書籍『歌集 風音』(幻冬舎メディアコンサルティング)より一部を抜粋し、再編集したものです。
歌集 風音【第28回】
何気ない日常にある幸せを探しに。
優しい風を運ぶ短歌集を連載でお届けします。
なだらかな坂多き街 白波の 寄せては退きし証しを刻む
崖ぞひにこんこんと湧く泉あり 縄文人の水汲みしところ
あざやかに紅(あか)く粧(よそほ)ふ丸(まろ)き壺(つぼ) 弥生の土器が掘り出ださるる