運命の捜索三日目

金曜日、捜索三日目。ヒョウゴは新幹線杜都駅で朝七時に待ち合わせた。昨夜のメッセージで、すぐ下の弟・イオリは昨夜のうちに実家に着いているはずだった。朝一番の新幹線に乗って来ると。父・良典しか車に乗って来ていなかった。聞けば、母・明純が持病の喘息発作を起こしたので、明純の車をイオリが運転し、緑区にある明純の主治医のもとで朝イチで点滴してから、武蔵山脈に来るとのことだった。昨日の様子から考えても、もともと身体が弱く、いくつも持病を抱えている明純なら、当然の結果と思えた。

「蒼輔には話したのか」

「話したよ」

「蒼輔は……」

「……いろいろ考えてると思うけど、難しい年頃だから」