私が思う「いい土産」

最近では宅配での配送が当たり前となり、自分用に地酒や地ビールを大人買いすることもままありますし、納戸が酒類で満杯になることだって珍しくありません。菓子類にしても麺類、あるいは雑貨類など、かなりのリピーターだといえるかもしれません。

こうしてみると、インターネットの普及は、私にとってありがたく、むしろかけがえのない存在になった反面、その商品のお土産としての価値や重みを薄れさせ軽減させているという側面も否定できません。北海道や九州にわざわざ行かなくても、極端な話、指1本、ボタン1個で購入可能なのですから。

いずれにしても、私の土産を見る目というのは、日々進化し、厳しくなってきたのではないかと自負しています。たかが土産といえど、されど土産です。せっかくでかけた旅先で、とりあえず買う土産など邪道です。義務感や義理で買うそれも同様でしょう。

誰にあげても喜ばれ、それでいてその旅の旅情を薄れさせ台無しにしない買い物の仕方、これは重要です。私は旅に出て、帰宅して何日かするまでの期間、それも旅に含まれると考えています。