発達障がいは治療できる 診断、対処法、正しい治療を受けるために

“「発達障がい」は治療ができない難病ではありません。具体的な向き合い方、どうすれば症状は良くなるのかといった筋道はあります。早期発見・早期介入が求められるのは、治療が早ければ早いほど症状に改善がみられるからです。”医療現場の実情、最新の診断・治療法を専門の小児科医が解説していきます。

睡眠中は、REM睡眠とNREM睡眠が周期的に現れる

まずは、睡眠が体にどのような影響を与えているのか見ていきましょう。睡眠には体が休んで脳が働いているREM(レム)睡眠と脳が休んでいても体は動いているNREM(ノンレム)睡眠があります。

【人気記事】急増する思春期・成人期ADHD…10項目の簡易診断チェック

ご存じの方も多いと思いますが、REM睡眠は主に夢を見ている時間帯、つまり朝方に多く見受けられます。一方NREM睡眠は、寝たあとすぐに訪れることが多いです。

NREM睡眠は体が起きていますので、寝返りをうつなど体を動かすことが多いです。お子さんが寝たあと、しばらくして様子を見に行くと、お子さんが布団を剥いで寝ていたという経験がある方も少なくないと思われます。それは、寝たあとすぐにNREM睡眠が訪れるからなのです。

睡眠中は、このREM睡眠とNREM睡眠が周期的に現れます。簡単に2つの睡眠の役割を説明すれば、REM睡眠時に、記憶の固定や消去、学習や身体的な睡眠が行われ、NREM睡眠時に成長ホルモンの分泌や大脳の睡眠が行われます。つまり、どちらも必要なものであり、この2つの睡眠が十分に行われなければならないのです。

[図表]遅寝遅起きと生活習慣病あるいはキレる子どもとの関係図(環境要因)