[図表1]子どもたちの入眠時刻
[図表2]子どもたちがTVやゲームに費やす時間
※栃木県田沼町にあるすべての保育園・小学校・中学校にアンケートを配付。85%が回答。入眠時刻は遅く寝る時の時間帯、TVやゲームに費やす時間は休日の時のもの。参照:「幼児・学童における生活環境調査」(茨城農村医学会雑誌、2005年)

これは非常に危険な状態なのです。子どもは毎晩冬眠しているようなものなのです。夜間メラトニンが分泌され眠くなると、子どもの掌(てのひら)はポカポカと暖かくなります。

体熱を放出して体温を下げ入眠体制に入っているのです。テレビやゲームの光によってメラトニンが抑制されこのタイミング(21時頃)を逃すことで睡眠のリズムが乱れます。

※本記事は、2018年10月刊行の書籍『新訂版 発達障がいに困っている人びと』(幻冬舎メディアコンサルティング)より一部を抜粋し、再編集したものです。