それを成し遂げることが彼の人生でした。彼にはわかっていました。

でも、熱意も決心もいっぱいあるのに、何かが足りないと感じていました。自分の生きるべき人生に彼が本当に気づくためには、学ばなければならないことがあったのです。だから彼は、ガイダンスを求めて何度も何度も祈りました。

自分の祈りがいつかどこかで叶えられることはわかっていましたが、でも、どうしてはっきりした答えがないんだろうと不思議に思っていました。フォールは、自分は絶対にひとりではない、自分の周りには、何か存在の本質みたいなものがいっぱいいると感じていました。

それは、彼に手を差し伸べようとする天使のような存在だったかもしれません。そう感じられるしるしが、周りじゅうにありました。頭の中でささやく声が聞こえたり、抑えても抑えきれない感情の波が押し寄せたり、理由もないのにえも言われぬ喜びが心から溢れたりするのでした。

彼がひとりぼっちのはずがありませんでした。誰かが、何かがそこにいたにちがいありません。自分に語りかけるその存在に、彼はどうしても伝えたいことがいっぱいありました。