玄米は栄養の宝庫

現代人に不足しがちなビタミンB1

ビタミンB1(化学名チアミン)は、一九一〇年(明治四十三年)に、脚気の研究をしていた鈴木梅太郎博士が米ぬかから発見し、オリザニンと命名。現代では、ビタミンB群のなかでもっとも不足しがちなビタミンといわれています。

ビタミンB1が不足すると、糖質がスムーズにエネルギーに変換されなくなるので、疲れやすくなったり、居眠りが多くなったり、口内炎ができやすくなります。また、糖質を栄養源としている脳神経の働きにも影響し、イライラしたり、集中力がなくなったり、記憶力が低下します。

ビタミンB1が含まれるぬかの部分を取り去った白米ばかり食べている人、多忙な人や運動量が多い人などは、ビタミンB1不足になりやすいので要注意です。