7 考古学の指標

安本美典氏の邪馬台国論によれば、邪馬台国を研究するには、『魏志倭人伝』から出発すべきである、とある。

8 「兵用矛楯木弓短下長上竹箭或鐡鏃或骨鏃」

『魏志倭人伝』の記載で、倭人の国・邪馬台国をはっきり定義しやすい物として、倭人の武器は鉄鏃、骨鏃、短弓等がある。

鉄鏃、鉄矛、素環頭刀子・刀子などは帯隈山神籠石(佐賀県)から奈良県と比較にならないほど出土している。

 
 
 
 
 
参考資料『三國志』
古代北九州と中国・四国の一部の地名(著者作図)
※本記事は、2020年11月刊行の書籍『邪馬臺國は豐國にあり 歴史学と考古学から読み解く⽇本古代史』(幻冬舎メディアコンサルティング)より一部を抜粋し、再編集したものです。