百貨店時代の経験から、

◦在庫を持たない
◦リスクを持たない
◦人を持たない

この「3持たない主義」を前提にして、一人で自由な「ライフスタイルコンサルタント」として独立したのです。そして20年間どうにかコンサルタントという「ライフワーク」をベースに定年のない人生を謳歌させていただいています。

それ以外にも、服飾大学から特任教授として迎えていただいたり、他の大学や専門学校からもお声がかかったり、講師として教壇にも立たせていただきました。またある時期には上場会社の社外取締役も仰せつかり忙しくも有意義な仕事をさせていただきました。

しかし、最初に勤めた会社においては、50歳前に役員昇進直前で脱サラを決めたことに、周りの方々の全てが反対の意見でしたし、当時の社長にまで引きとめられました。今となっては、ありがたいことに、まさに自分にピッタリの「ライフワーク」に出会い、幸せな晩年を送っています。

脱サラを真剣に考えているとき、相談できる方が少なく、どのような準備をしていいかも分からず我流でやってきました。そのときに感じたのが、私が主宰する「麻布ライフスタイルカレッジ」のようなところがあれば、もっとスムーズに次のステージへ進めたのではないかということです。

コロナ禍の社会の変化は、晩年の不安を抱える50歳以上の人生後半を迎える方だけでなく、若い人々にも色々な影を落とす問題になっています。このカレッジが、セカンドライフをスムーズに迎え入れるための教育サポート機関としてお役に立てることが、私の究極のライフワークでもあります。

※本記事は、2020年12月刊行の書籍『人生勝ちきり戦略』(幻冬舎メディアコンサルティング)より一部を抜粋し、再編集したものです。