第4のファクター:「絆・コミュニティ」
災害のときほど、人のありがたみに気づかされることはありません。多くの方々の食料や飲料の差し入れ、しかも1月の寒いときでしたので毛布や布団、暖房具の差し入れは本当に救われました。コロナ禍における、医療に従事されている方への感謝のブルーライトではありませんが、多くの方の励ましの言葉に随分勇気づけられました。人の「絆・コミュニティ」には感謝しかありませんし、その大切さを教えられました。

第5のファクター:「人間力」
私はこの震災で日本人の結束力の強さ、助け合いの精神、そして何よりも復興への熱き想いとその精神力の強さを感じました。戦後の日本をあれだけのスピードで復興させた日本人の素晴らしさを、この震災後にもまた見た気がします。いざ何か大変な事態に遭遇したとき、どんと構える強い「人間力」は絶対必要なことです。平時には気がつきませんが、人生のいざというときの重要な場面ではこの「胆」が据わっていないと何事も成功に至らないと思います。

この「人間力」のつけ方も後の章で説明していきたいと思います。

震災後に、私はこの5大ファクターを手帳に書いて、短期・中長期の計画表を作成し、期限や目標値を入れていくことから再スタートしました。

読者の皆さんも、この5大教科を個人個人で探求して、自分自身のライフチャートを作成してみませんか。