【ゲーム】

17歳頃、プレイステーションのある野球ゲームにハマり、没頭した。

自分のオリジナルの野球選手やチームを作り、その作成に費やした時間は何十時間にもなっていただろう。

ある日、親友の“かあくん”とその野球ゲームをした時、私の作った選手やチームに惹かれたようで、データのコピーをさせてくれと言われた。私は一生懸命作成したデータをあげるのに抵抗があったが、親友の頼みだったこともあり、断わり切れず承諾した。

そして、かあくんは、意気揚々とデータのコピー作業に入った。

ゲーム画面 「データは正常に削除されました」

私とかあくん 「……」