私が選んだ通信教育

私自身は、受講料の安さと自分のペースで勉強できる観点から、通信教育を受けて保育士試験に進む道を選んだ。知名度の観点から、通信教育A社に申し込んだ。待機児童の社会問題は切羽詰まっていて、自分も一刻も早く尽力したい。だから一年で保育士に合格する目標を立てた。

具体的に言うと二〇一五年一二月スタートで、二〇一六年一二月合格のスケジュールである。後でわかったのだが、私のように、自分自身が保育の経験がなく(つまり、仕事にかこつけて、子どもたちの保育は妻まかせだった)、また保育所での勤務経験(保育所での保育補助や保育事務など)がない者が、一年で九科目の筆記試験と2科目の実技試験を合格するのはとても難しいことなのだと解った。

実に、私の計画は無謀な計画だったのである。だが一刻も早く保育士に成りたかった。その一念だけだった。

通信教育と保育士試験の費用

では私の場合、いったいいくら費用がかかったか。結論から言うと、総費用は一一四、一〇二円であった。内訳は下記の通りである。

私が選んだ通信教育講座は合計八八、二〇〇円

* 保育士講座:五九、〇〇〇円

* 重要ポイント攻略講座:一九、六〇〇円

* 模擬試験(言語表現):四、八〇〇円

* 模擬試験(造形表現):四、八〇〇円

また保育士試験料金は合計二五、九〇二円

* 二〇一六年前期:一二、九五〇円

* 二〇一六年後期:一二、九五二円

4 保育士試験に立ち向かう

保育士試験とは

一般社団法人全国保育士養成協議会は、全都道府県から保育士試験の指定試験機関としての指定を受けて、保育士試験の実施に関するすべての事務を行っている。

試験時期

従来、保育士試験は年一回であったが、平成二七年度からは、前期と後期の年二回の実施となった。これも待機児童問題のクローズアップ化に伴い、保育士を少しでも増やすチャンスへの対応策と思われる。

私は一年かけて合格する計画であったが、準備期間を繰り上げて前期試験に挑戦してみようと考えた。準備を一二月にスタートしたので、四月の筆記試験まで四カ月しかない。九科目すべてに合格するのは至難の業であったが、やるだけやってみようと決断した。本当にかなり無謀な挑戦である。

前期・筆記試験:四月下旬 実技試験:七月上旬

後期・筆記試験:一〇月下旬 実技試験:一二月上旬

※本記事は、2018年8月刊行の書籍『じーじ、65歳で保育士になったよ』(幻冬舎ルネッサンス新社)より一部を抜粋し、再編集したものです。