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対話から対話+高度オンライン対話

対話は、私たちの生活に欠くことはできません。対話がなければ社会から孤立します。たくさんの人が働く会社にいても、同僚や上司、部下との対話がなければ孤立し、仕事をうまく運ぶことができなくなります。

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「人間にとっては、徳その他のことについて、毎日談論するということが、まさに最大の善きこととなっているのであって、わたしたちがそれらについて、問答しながら、自分と他人とを吟味しているのを、諸君は聞いておられるわけである。これに反して、吟味のない生活というものは、人間の生きる生活ではないのだ」。
(出典:「ソクラテス」田中美知太郎岩波新書)

対話をすることで、私たちは自分の考えが偏っていることに気づいたり、新しい考え方に触れたりしながら、成長を遂げることができます。自らの無知が対話で炙り出されます。

私たちは、数多くの企業教育の経験から、企業の抱える課題は、対話によって大きく改善していくことがわかっています。チームをつくって半年にわたり、一つの課題について対話し続けますと、ほとんど抱えていた課題が溶解していきます。

また、対話量と上下関係が因果関係になっていることもわかっています。対話量が多いと上下関係が良好となり、対話量が少なくなると、上下関係が悪くなるのです。現在の働き方では、上司や部下が、上下関係を改善するために、時間を割きながら、積極的に対話の場を持つ機会は限られています。