医学は科学の中でも「人間臭い」学問

まだ実用化には程遠い夢物語の段階であるがゆえに不確実な点も多いのですが、ひとたびニュースになると、すぐにでも実現するような期待感が生まれる。その期待が逆に作用して、その研究の道を閉ざすこともあるのです。

それが報道の本質なのかもしれませんが、我々の弱さでもあるかもしれません。

医学は科学の中でも人間臭い学問です。科学技術を人に応用することが職業である私たち医師は、科学の最先端を詳細に語ることも必要ですが、その技術が現実になればどんな未来が待っているのかを語ることも必要だと思います。

医療に携わる医師はもっと雄弁に語るべきであり、私もまたこのコラムなどで語っていきたいと思います。

ちょっとお堅い話になってしまいました。申し訳ありません。

4月末から5月上旬はゴールデンウイークであり、長期休暇を楽しまれている方々も多いようです。私どもの診療もカレンダー通りですから、祝日、休日には休みます。

その前後の外来の混雑を考えると休みたくないなあと思ってしまいますが、国民の祝日ですから休まざるを得ません。祝日の余波のため、外来待ち時間などでご迷惑をおかけするかもしれませんが、なにとぞご理解の上、ご寛容をお願いいたします。

※本記事は、2019年1月刊行の書籍『リウマチ歳時記』(幻冬舎ルネッサンス新社)より一部を抜粋し、再編集したものです。