子どもたちに理由を聞いてみると、「テストでいい点数を取らないと親に怒られるから」という理由が多いです。しかしここでちょっと考えたい。この理由は本当の意味での勉強が嫌いな理由にはなっていません。

要は人と比べられて優劣をつけられたり、怒られたりするのが嫌なのです。もう一つ子どもが勉強を嫌いな理由として、「なんのために勉強するのか」が明確ではないから「めんどくさい」と思ってしまうということが挙げられます。中学生にとっては、「受験で必要だから」という理由以外に目的がわからないため、学校で習う勉強が嘘くさく思えるのでしょう。

「英語なんて勉強しても意味ねー。俺日本から出ないし」
「2次方程式なんて社会に出てからいる?」という声をよく聞く現場の教師は多いでしょう。

確かに大人でも、意味のわからない作業を延々とやらされれば苦痛です。しかし、これらの勉強にも意味はある。そこに気づかせたいですね。

※本記事は、2020年10月刊行の書籍『教師は学校をあきらめない! 子どもたちを幸せにする教育哲学』(幻冬舎ルネッサンス新社)より一部を抜粋し、再編集したものです。