実は私も当時は眠り方がへたでしたから、率先して参加しましたが、そのすばらしい効果に目を見張ったものです。

この実験で、便秘症と不眠症の方には共通点が二つあることがわかりました。双方とも、動物性脂肪や揚げ物などの油っぽい食べものが大好物。なかにはご飯の上にバターをたっぷり乗せて塩を振りかけるなど、本当に困った人もいました。

次の困ったさんは甘党で、いちごでもなんでも果物に白砂糖をどっさりかけます。これにはびっくりでした。せっかくのビタミンが、白砂糖によって破壊されてしまうのです。この白砂糖については詳しく後述します。

こうして健康を取り戻された方々の笑顔に出会う時、二十余年におよぶ苦難が一気にぶっ飛んでしまいます。市川所長も天国で大喜びでしょう。泣きべそ顔が笑顔になる日を信じて私といっしょにがんばりましょう。

※本記事は、2020年10月刊行の書籍『喰い改めよ! あなたはあなたが食べたものでできている』(幻冬舎メディアコンサルティング)より一部を抜粋し、再編集したものです。