<予習を習慣付けさせる>

保育園で勉強を教えないのは、考えないで覚える教育を避けるため

第2章でも少し触れましたが、積極的に勉強を教えない保育園や幼稚園があります。幼稚園教育要領においては「文字や数字を覚えておくことではなく、さまざまなことに興味・関心を持ち、自分と異なる人間と付き合う基礎を身に付けることが重要」としています。

つまり、目的や意味がわからないうちに計算やひらがなを教えてしまうと、単純に覚えることにフォーカスしてしまい、考える行為が抜け落ちることを懸念しているのです。

しかし、計算やひらがなを早くから学んではいけないと言っているわけではありません。むしろ、早くから学ぶべきです。保育園の指針にもある通り、さまざまなことに興味・関心を持つことが大事であり、それが計算、ひらがなであればいいのです。

別に屁理屈(へりくつ)を言っているわけではなく、楽しく学ぶのであればどんどん勉強すべきなのです。

第1章に記載した通り、褒められたこと、得意なことはどんどん興味を持ちます。勉強に興味を示したのであれば予習することはとてもいいことです。小学校に入った時に、カタカナが書ける、引き算ができると、自分の順位を少しでも高くすることができるわけですから。

ただ、注意しなければいけないのは、無理やり覚えこませないことです。勉強ではなく、生活の中でひらがな、カタカナに自然に触れ、興味が出てきたら教えてあげればいいのです。

計算も、お菓子を分けるときに数えたり、おはじきで計算してみたりと、遊びの中でいつの間にか予習をしているという状況が楽しい学びに繋がります。

ここがポイント
興味・関心があるのであれば、予習はどんどんすべきです。授業が復習になれば、その場で理解できるため、家での復習が不要となるだけでなく、多くの自信を手にすることができます。

※本記事は、2020年10月刊行の書籍『デキる社会人になる子育て術 元ソニー開発マネージャが教える社会へ踏み出す力の伸ばし方』(幻冬舎ルネッサンス新社)より一部を抜粋し、再編集したものです。