私には母が居るまだ居てくれる月がきれいよ見なさいと言う

 

真夜覚めし瞬間われを病院のベッドの上の母と思えり

 

病む母を思う夕暮れベランダに一羽の鳩が水呑みに来る

※本記事は、2015年3月刊行の書籍『歌集 祈り』(幻冬舎ルネッサンス新社)より一部を抜粋し、再編集したものです。