死体より五穀がそだちて稔りたり
 これより現し世の人に伝はる

*現し世 地上に生きる人々の世界。

 

春なれば現し世の人種子を蒔き
 五穀を稔らすならひとなりき

 

大気都比売のもとを離れし須佐之男は
 地上をめざし降りてゆきけり

※本記事は、2015年3月刊行の書籍『歌集 古事記物語・異聞』(幻冬舎ルネッサンス新社)より一部を抜粋し、再編集したものです。