「地球よりもお金が大事」というのは「命よりお金が大事」と考える発想と同じではないかと思うのです。グローバル企業は生命の痛みがわからないのです。

地球は一個の生命体であり、かつ宇宙の秩序に正確にしたがった一つの存在に過ぎないのです。銀河系も太陽系も、地球も地球上の生命も、すべて大きな自然の摂理に従って運行しているのです。この大きな宇宙の中で、一人人間だけが摂理に従わず、強欲な活動をし続けてきたのです。宇宙の中で、あまりに異質な存在なのです。

私たちは、こうした強欲な活動が持続するはずがないと思いながら、一部の国家、企業が向う見ずに走り続け、手の施しようがないのです。案じている人々が、連携しながら、宇宙の摂理に戻す時期が来ていることは明らかです。

グローバリゼーションという地球一個の視野ではなく、大宇宙の自然の摂理にしたがった国家運営、企業経営に軌道修正しなければならないのです。大宇宙を指し示すコスモロジーに視点をシフトすることです。そのときはじめて人類は、国の壁を乗り越えコスモポリタンに近づくのだろうと思います。