吾輩がコレらのことをトオトオと喋っていたところ、
「朕茂ハン、そんなになんでも移植できるなら、頭の毛移植できませんか?」
と薬屋のヤマさん。

「昔から、薬屋のオヤジは禿頭と決まっている」(ヤマさん談)

彼は自分のために悩むだけでなく、お客に育毛剤を売る時、
「私も薄いんですけど、これが新しくていいらしいです」
といつも照れ臭そうに話している。

「禿頭に毛の移植、これはいい」
「誰の頭から? 死んだ人のは嫌ですよ」
「違います、ヘアヌード! ホラ、女の人最近バカバカ見せるアソコの毛、アレを移植したらいい」
「コレは名案、それはいい、元々要らんもんですから」
「最近欧米の女の人、奇麗(きれい)に抜いてツルツル」
「永久脱毛も流行してます」
「大変だ、早くしないと、日本女性もマネします」
「多い人なら男二人分に使えますよ」
「そうです、そうです」
「しかし、真ん中に割れ目の筋が問題です」
「大丈夫、あそこで七・三に分けたらいい」
「長生きしてよかった、遂に禿げともお別れです」


「あんなところに隠して、誰も気付きません、これ保険医療になりませんか」