「介護保険料を支払っていれば、必要な介護サービスが受けられる。市役所に申請して、市役所が介護の支援が必要な状態だと判断すれば認定されます。そのランクが、要支援1~2。要介護1~5まである。その決定には、本人が調査され、その後、介護認定されます。それを基にして、デイサービスやヘルパー派遣、その他の介護サービスをいろいろと受けられるので、すぐに動きなさい」

と言ってくれた。有り難かった。感謝した。良いと思えば、すぐに行動するのが私の性格だ。

翌日、市役所に電話して手順を聞いて行動した。2012年5月のことだった。最初に、地域包括センターを訪問し妻の詳しい病状を伝え申請書を提出した。とても親切に対応され、何でも相談できる雰囲気だった。

その後、枚方市役所から女性調査員が訪問してきて、聞き取り調査を受けた。

妻の病状の経緯と症状、妻と私を含めて心身の状態の問診調査を受けた。調査から1カ月くらいで「要支援1」と認定され妻に介護保険証が交付された。「要支援1」は、1年間有効だった。1年後も引き続き申請書の提出を続けた。

JR長尾駅から新田辺への通院は、妻にとっては遠くて不便なので、自宅に近いN病院の心療内科に転院した。苦労しながらも、そのとき、既に1年以上が経過していた。2013年6月のことだった。

再び地域包括センターに行った。認定の報告と介護の状況を伝えた。話を聞いているうちに、認知症のことを良く知らないまま介護を続けていると、進行も早まり精神症状も悪化していくと思った。

そのとき、初めて専門的な立場でサポートしてくれるケアマネジャー(以下、ケアマネと表記)の存在を知った。ケアマネのアドバイスを受けることによって、介護の仕方や私の負担も変えられるのではないかと判断して依頼した。

しばらくして、地域包括センターからケアマネは、Kさんに決まったと報告を受けた。Kさんから電話があり訪問された。第一印象は、とても、しっかりした頼りがいがあり、何でも気軽に相談できる雰囲気を持った女性だった。

頼もしさを感じた。初対面で私も妻も信頼と尊敬を置いた。また、妻の昔の知人によく似ていたので、とても親しみを感じてくれた。ケアマネKさんは、いつも月末に訪問してきた。

※本記事は、2020年8月刊行の書籍『認知症介護自宅ケア奮闘記 私の知恵と工夫』(幻冬舎ルネッサンス新社)より一部を抜粋し、再編集したものです。