漫然とした不安の中で

漫然とした不安がある時は、好きなドラマや映画以外はテレビは見ないことにしています。特に、ニュースやワイドショーなど、ネガティブ情報が多いものは見ません。

しかし人は無意識に、そのような方向性のあるものを見たがります。

政治的なこと、学者やコメンテーターの話は、大抵30%しか当たらないものです。また、占い師も、あてにはなりません。その度に一喜一憂しているのは、時間の無駄です。音楽鑑賞や読書の方をお勧めします。

本を読む際は、プラス面、マイナス面、両方の視点から読んだ方が良いようです。自分で考える力が身に付くからです。先のことよりも、今日一日どう過ごすかの方が大切で、不安に陥らないように手帳に、一日のスケジュールや活動内容をギッシリ書きましょう。不安になるような隙間を埋めるのです。

私は不安な時は、信頼のおける人に相談することもありますし、家にいる時は、鍋をピカピカになるまで磨いたりしています。この勢いで、ガラスやトイレも磨いてしまいます。トイレは運気が上がるとも言われていますね。

そして、時には、太陽の降り注ぐ場所に出掛けてみて、景色を見ながら、鼻から大きな深呼吸をしています。脳の中のセロトニンやオキシトニンの作用が、清々しく身体に感じられます。

夜は、メラトニンの作用で、心地よく、グッスリ睡眠がとれます。それ以外、春と秋など比較的涼しい時は、山登りに出掛けたりします。春は花々が咲き誇り、秋は紅葉が、とても綺麗ですね。

その中で、風が吹くと聖霊の息吹を感じて、爽やかな憂いを感じるのです。夏はとても暑くて、クーラーの効いたお部屋で過ごしたいのですが、あえて海の見える港へ、車を飛ばしてドライブに行きます。港に行くと、懐かしい思い出が甦り、薄ら笑みがこぼれ、また若き日の苦い過去を、波に投げ捨てられるような感じがします。それでいいと思うのです。それだから明日が迎えられるのです。

冬になると、少し変わっていると思われそうですが、寒さに負けず、裸足になって、5歩か10歩ほど、銀杏や菩提樹などの枯葉の上を歩いてみます。冷たいかもしれませんが、不思議と頭がスーとして、贅沢な時間を過ごせます。試してみてはいかがでしょうか? ちょっとした提案です。

※本記事は、2019年4月刊行の書籍『フランチェスカ昭子の手紙』(幻冬舎ルネッサンス新社)より一部を抜粋し、再編集したものです。