それでは早速、4C分析を医療に当てはめて考えてみますと、

・Customer Value(顧客価値):治療・検査の選択の幅、高い専門性、高度医療機器・施設、接遇

・Customer Cost(顧客コスト):保険適用の有無、待ち時間

・Convenience(利便性):交通利便性、駐車場、授乳室・保育室

・Communication(コミュニケーション):市民公開講座、疾患に関する情報提供

最近では、医療サービスの特性を考慮したマーケティング・ミックス要素として4Pに3P(物的環境(Physical Evidence)、提供プロセス(Process)、人材(People))を加えた7P[※7]も提唱されています(図1)。

[図1]医療サービスの7P
※本記事は、2017年12月刊行の書籍『MBA的医療経営』(幻冬舎メディアコンサルティング)より一部を抜粋し、再編集したものです。