澄みわたる満月の夜月よりの
 客人ひそかに筒に籠りぬ

*まろうど 客人。客の雅語的表現。

 

月の夜も月なき夜も一本の
 若竹の筒まばゆく光る

*まばゆい(目映い) 「まぶしい」の意の雅語的表現。

 

さる翁竹筒光る不思議さに
 切り開きたれば人の居りたり

*翁(おきな) 「おじいさん」の意。

※本記事は、2016年7月刊行の書籍『歌集 旅のしらべ 四季を詠う』(幻冬舎ルネッサンス新社)より一部を抜粋し、再編集したものです。