2-3 L-E(環境)

環境面におけるカベのポイントは、その場で活動する人が快適で清潔に業務を行えるようにすることです。

“安全で健康な職場づくりを実現するための、4Sの徹底”これは昔から言われていることで、今や当たり前の話です。これからは、次の段階である“べき”の実現が必要です。

“べき”の実現とは、(“確認のための)見るべき表示がない”、“そこにあるべき物がない”、“あらざるべき物が逆にある”など、今までの整理整頓で維持してきた状態から一歩前進させて、“あるべき姿”に近づける改善を行うことです。

組織の活動は常に進歩します。周りの状況に合わせたルールや手順の変更は当たり前の話です。しかし、物の置場や掲示など、一旦場所が決められてしまうと、なかなか修正されることはありません。

使用する器具の設置場所や標識についての移動はあと回しとなり、気が付けば“不便な状態をおかしいとも思わずに使用し続けていた”ということはよくある話です。

活動の中で“べき”の気付きがあったならば、改善の検討が必要です。

※本記事は、2020年9月刊行の書籍『 ヒューマンエラー防止対策』(幻冬舎ルネッサンス新社)より一部を抜粋し、再編集したものです。