音たかく夜空にあがる大花火
 仰ぐ群衆のどよめきおこる

 

雨の朝 斑入りの筍竹林の
 土を突き上げ出でて伸びゆく

 

竹の子は皮を被きて伸びゆけり
 黒き斑紋あざやかなり

※本記事は、2016年7月刊行の書籍『歌集 旅のしらべ 四季を詠う』(幻冬舎ルネッサンス新社)より一部を抜粋し、再編集したものです。