“コストダウンで危機を乗り切る”​

コストダウンをただ漫然と行っていても大きな成果は上がりません。また、コストダウンの努力はしても、やり方によって、或いは会社によってその成果に大きな差異が生まれます。それはナゼでしょうか。

1、求められるコストダウンの背景を理解する

今会社は、大手企業か中小企業かを問わず厳しいコストダウンの必要に迫られています。これは発展途上国の企業が経済の成長とともに力をつけて、われわれの競争相手になってきたことが背景にあるからです。それは時間が経てば緩和されるものでもなく逃げるわけにも行きません。

2、コストダウンはいろいろ

激動する海外の事情を見て先手を打って大幅なコストダウンを図っておくことが生き残りのために重要です。

・これ以上どうしろというのか

・どこにムダがあるというのか

こんな思いがないでしょうか。然し、コストダウンの方法はいろいろあります。コストダウンといえば、「経費節減」と「仕入れ単価」の引き下げと考えている人が多いかもしれませんが、それはコストダウンのほんの一部に過ぎません。

品質の改善、工程改善、生産性向上などなど全てコストダウンに通じます。

3、コストダウンの目的を明確にする

ただ漫然とコストダウンを行うのでは大きな成果は得られません。

・何のためにコストダウンを行うのか

・生き残りの条件は何か

・競争相手はどこか

・必要なコストダウンは何%か

など、先ずコストダウンの目的や目標を明確にすることが大事です。

そして、コストダウン1/2など、思い切った大きな目標に挑戦することです。大きな目標を設定することによって新しい問題点や課題が見えてきます。