MBAが病院を滅ぼすか?

著書『MBAが会社を滅ぼすマネジャーの正しい育て方』で有名なヘンリー・ミンツバーグ(1939-)はMBA教育を否定し、お勉強で学んだ世界が陳腐なのは直接経験したことではないからだと言っており、頭でっかちのMBAホルダーが企業にとって望ましくないと主張しています。

MBAで学んだ知を実際の臨床現場で実践し、またそこで生じた新たな経営課題をMBA的視点で見つめなおし、解決策を見出すといったサイクルが必要なのではないかと考えています。

だからこそ現場を知らない経営コンサルタントの上から目線の経営術は不要で、現場の腹に落ちる経営学が必要だと考えます。したがって、現場を知る医療者こそが自ら経営学を学ぶべきであり、本書はそのための教科書となることを確信します。

バブル経済やリーマンショック以降、世の中では、格安牛丼、24時間営業や、指定時刻に指定した場所に正確に届けてくれる宅配便、5000円を超えると、50%引きになるタクシーなど、過剰なサービス競争が行われています。