その日は、長男も就職して初出勤の日でした。夕方帰ってきた長男から、「何で戻ったんだ!」と……。折角私を解放してくれたのに、後の祭りです。

家に戻ったその日から毎日のように「地獄の責め苦」です。人間として言いようのない、一人の女性として言葉にはとても言えない、表したくない屈辱的出来事の日々でした。四月末頃からシブリ感と血尿が続き段々ひどくなり、五月中旬頃、病院へ行きました。

「膀胱炎」との診断でした。薬で一時的に少し落ち着きましたが、それ以来、疲れたり冷えたりすると、たびたび膀胱炎に悩まされるようになってしまったのです。

しかし、私はどこかが抜けていたのでしょうか……。そこまでに至るまで……。