何故21日間も捕獲できないのか

4月23日。実体顕微鏡を使って、捕獲したネズミを調べてみた。上顎切歯に凹んだ切れ込みがあるのでハツカネズミだろうということになった。

4/22~5/13まで、21日間捕獲できなかった。捕獲具入り口に置いたパンの小片に喫食があるので、いることは間違いない。何故21日間も捕獲できないのか。21日後には再び続けて捕獲できる状態になったので、何故か空白期間と呼べる期間があったことになる。この空白期間前後に捕まった2つの集団はどのような関係にあるのだろうか。同じ集団なのかなど、どのようなことに対しても疑問を抱いてしまう。

5月13日。3週間ぶりに捕獲した6頭を、いつものように18リットル入りの丸缶に一緒にして入れてみた。しばらくすると、5頭がくっつくように寄り添い1つの塊になった(写真3)。小さい個体の1頭は加わらずに離れた場所にいた。大きい個体の周りに4頭が集まっているように見えた。面白くて数枚の写真として残した。恐らく親子だろうと思われた。

[写真3]一塊いなった個体群

続く…

※本記事は、2020年6月刊行の書籍『捕獲具開発と驚くべきネズミの習性』(幻冬舎ルネッサンス新社)より一部を抜粋し、再編集したものです。