本当に動物も母子の愛情はすごく優しい

桃は人間が教える訳でもないのに、赤ちゃんの体に巻きついた羊膜や胎盤を、しきりに舐めて綺麗にしていました。私が赤ちゃんを抱いてあやしていて気づかないうちに、2匹目の雌の赤ちゃんが産まれていました。

それから、おっぱいを含ませたり、胎便の排出を促し舐めてやったり、綺麗にしていました。本当に動物も母子の愛情はすごく優しいもので感動しました。また、桃が赤ちゃんにミルクをあげることは、凄いエネルギーを使っていたみたいで食事もとらず、ゲッソリ痩せていました。

赤ちゃんの目が開き動けるようになったら、私は赤ちゃんも一緒に養うつもりでしたが、私の入院中に、主人が知人に譲渡していました。ガッカリしたのですが、母犬の桃は、まだ、私に子供の様に甘えていたいようでした。桃が可愛い子供なので、死ぬまで、しっかり可愛がるつもりです。私の天使みたいなものですから……。

※本記事は、2019年4月刊行の書籍『フランチェスカ昭子の手紙』(幻冬舎ルネッサンス新社)より一部を抜粋し、再編集したものです。