本書について

本書の内容は本質的にはかなり深刻なものですが、それはそれ、深刻なことをただ深刻に語ってもあるいは読んでも面白くもなく気持ちは滅入るばかりで豊かになることはありません。そこで、読者には時には微笑みながら(抱腹絶倒ではなくても)読み進めていただくことを心掛けてみました。筆者のウイットや語彙そして筆力の不足から、とても成功したとは思われませんが、読者諸氏がそのような箇所を一箇所でも見つけて下さることがあれば幸いです。

本書の読み方

目次通りにお読み頂ければと思いますが、面白くないと思われる章は飛ばすなり、又どの章からどの章へと前後ジグザグにお読み頂いても差し支えありません。どの章も先行あるいは後行する章に構わずお読み頂けるように独立的・完結的になっています。そのため、他の章と重複する記述がありそれはその章における文脈によるものですが、概して本書において筆者が強調したい事柄と重なっています。

本書記述の原則

多くの文献等によりその分野で周知となっていると判断される事柄につきましては、その出典を表示してありません。なお、周知の事柄であっても、文言や表現などをそのまま使わせていただいたものにつきましてはその出典を表示してあります。辞書とあるのは広辞苑第六版のことです。(章X-Y-Z)の表示は、本書のその箇所からの引用か、あるいはその箇所もご参照下さいという意味です。

※本記事は、2020年9月刊行の書籍『神からの自立』(幻冬舎メディアコンサルティング)より一部を抜粋し、再編集したものです。