A もう厄介やな。ショーツは裾がまっすぐに切れてんねん。ほんでもってパンティは斜めに切れ上がって、お尻にフィットしてる感じやねん。

B そんなら今穿いてるのは、ショーツかもしれんなあ。

A 覗きなや。どこ覗いてんねん。いやらしいなあ。分かった。ショーツとパンティ両方買って来たげる。なに色がいい。

B そんなもん、下着は白に決まっとるがな。

A カラフルな色も綺麗やで。赤なんかどう。

B 赤? お猿さんやあるまいし。

A 発情期にはメスが、オスへ赤くなったお尻を向けて、アピールするらしいで。あんたも赤いパンツ穿くと、嫁に行けるかも。

B 人のこと言えるか。あんたこそ発情期やろ。

A ビキニはいらんねんな。

B ビキニ。又おかしなこと言うて。

A 旅行に行く時便利やで。小さくなるから。

B ビキニはちょっとしか布使わへんから、格安やろな。

A Tバックもあるけど、あんたには無理やな。穿かれへんな。

B なんでやねん。

A あんたが穿くと、おすもうさんのまわしみたいになるやん。

B まあ何枚か買ってきて。

A 買ってきたん穿いてみた。どうやった。

B ビキニな。片足しか入らへんかったわ。

A ええ!

B もったいないから、ナイトキャップ代わりにかぶって寝てる。

A もうあんたはなにも穿かんと、すっぽんぽんでおり。

B そんなアホな。

※本記事は、2019年12月刊行の書籍『もうええわ!』(幻冬舎ルネッサンス新社)より一部を抜粋し、再編集したものです。