炎は 生駒の峰を抜き よどのうへに わがこころ根を照らし燼くしたり

三月
三十一日

 

中津なる 塘萌えゆく。冬蘆野 黄葉のいろにみどりはいまだ

三月
二十九日

 

春隠れる よどのうへ逝く 昏き風に はなの莟の冷えられをらむ

三月
二十九日

※本記事は、2019年10月刊行の書籍『淀川。よ』(幻冬舎ルネッサンス新社)より一部を抜粋し、再編集したものです。