A 折角安売りのはしごして、五円節約したのに、セールスマンの兄ちゃんに、コロッと騙されて、三千円もするシワ取りクリームを買うてしもたんや。

B 阿呆やな。安売りの肉いっぱい買わな取り戻せへんで。

A 大阪のおばちゃんも、たまにはこういう失敗することもあるから気ィつけんとな。

B 大阪のおばちゃんも、綺麗になりたかったんやろ。

A パンツも安いからいうて何枚も買うねん。

B まとめ買いしたら、得やし、セクシーなパンツ買うたら魅力的やんか。

A うわあ! 肥えてしもた! 片足しか入らへん! 太って入らんようになった。

B そらアカンがな。

A フラダンスの時につける花は何か知ってるか。

B ハイビスカスやろ。

A どこにつける。

B そんなん好きなとこにつけたらええのんちゃうか。

A あかんねん、決まってるねん。

B 頭につけたらええねんやろ。

A ハイビスカスの花は右につけるのが未婚の女性。

B ええー。そんな決まりあったん。

A 左につけるのが既婚者。つまり結婚してる女性は左やで。

B 知らなんだなあ。あんたは左で私は右やな。

A あんた結婚しとんちゃうのん。

B バレた。

A とっくにバレてるわ。結婚したから、おこりん坊から、食いしん坊になったんやろ。

B そんなほんまのこと言わんといて。

A ほな、未亡人はどっちにつけるか分かるか。

B それも決まってるん。

A 教えて欲しい。教えたろか。

B もったいぶらんと、早よ言いや。

A 右にも左にもつけんねん。

B そんな厚かましい。

A 大阪のおばちゃんやったら、頭一杯につけよるやろな。

B それってどういうことになるん。

A 何回も嫁に行きたいんちゃうか。

B もうええわ。

※本記事は、2019年12月刊行の書籍『もうええわ!』(幻冬舎ルネッサンス新社)より一部を抜粋し、再編集したものです。