指先も触れで零るるむかごかな
 百年祭跳ねはや五年

 

新顔や風の噂の飛び交ひて
 十八番台詞は超電導よ

 

花の雲この星ばかり棚引きぬ
 東風に吹かるる晴れ着眩しき

※本記事は、2016年4月刊行の書籍『ひとり歌仙』(幻冬舎ルネッサンス新社)より一部を抜粋し、再編集したものです。