第1章 夫婦の問題

(10)セックスとコミュニケーションの性差

▼男性はセックス行為そのものを、女性はスキンシップを好む

そもそも男女は脳の作りから違っています。男性の脳は同じ身長の女性の脳より重く、女性の方が脳を効率よく活用しているらしいのです。そして、女性では左右の脳をつなぐ脳梁と呼ばれる部分が男性より厚みがあり、左右の脳の連絡が良いことなどから、女性は多くのことを同時に考える器用さを持ち合わせています。反対に男性は脳の構造上ひとつのことに集中する傾向があります。

さらに、脳内で言語を司る機能が男性では左側の脳内にしか認めないのに、女性では左右両方の脳内に多数存在しています。このため女性は、男性以上に多種多様な言葉を操ってより表現豊かな会話を生み出すことが可能だといえます。

また、実際に性欲や性的行動パターンに違いがあるのです(図1参照)。

[図1]セックスとコミュニケーションに関係する男性脳と女性脳
男性は征服的・狩猟的欲求が強く、直接的なセックス行為を好みます。女性は共感的欲求が強く、スキンシップや会話などの雰囲気や聴覚的刺激にひかれます。男性のコミュニケーションは問題解決のための手段ですが、女性の場合は会話そのものを楽しむ傾向があります。