第三章 健康生活を手にいれる二つの実践法

超元氣! 身体編

姿勢と呼吸の力を連動させる

「超元氣! 身体編」で共通するポイントは、「力は力むと抜け、ゆるむと入る」ということです。野球やサッカー、バスケットボールなどの一流選手の動きを観察してみると、全身の力が抜け、自然体で美しい動作を行っていることがわかります。

私たちは、スマホやテレビなど、前屈みになりやすい生活環境によって、重心バラン スが崩れ、体の一部に負担がかかり、筋肉が硬直し、力みやすい状態になっています。

現代人の体に起きている負の連鎖を断ち切るために、三つのエクササイズに加え、次の新聞パンチワークで「自分の今の心身の状態」を確認してみてください。

一、 新聞の上端を、利き腕とは反対の手でつかみ、自分の顔の前あたりにぶら下げるように軽く持つ。身体から力を抜き、パンチを出す利き腕を構える。

二、姿勢を整え、丹田(臍下にある人体の重心)に息をためる。

三、「はっ!」という発声とともに、新聞紙に向かって拳をまっすぐ貫通させる。

[図1]「新聞パンチワーク」