ゆふぐれを 雨ふり来るは、淀川。よ 中津の沖の面輪を濡らす も

四月
二十九日

 

蛤二個を 喰らひ畢んぬ。 真珠の 殻の裏の肌のなんといふ滑らかなる

四月
二十八日

 

肉眼で 子らの顔を見き。喜びは ひと月まへよりも善き顔になつてゐし

四月
二十八日

※本記事は、2019年10月刊行の書籍『淀川。よ』(幻冬舎ルネッサンス新社)より一部を抜粋し、再編集したものです。