3、3つの目標を設定する

5月8日に社長が目標設定についての案を持参され、検討しました。そして協議の結果次の3つの目標を設定することになりました。会社の規模を考えると、3つの目標は多いと思っていたのですが、僅かな人員をフルに生かして問題を一気に解決しようとの社長の意欲が窺われました。

目標1、ガーデニング部門
①主婦のマーケットリーダー獲得人数
②ガーデン(庭園)展示場来場者数

目標2、道路部門
①お客様との接触回数(訪問、電話、メール、etc.)

目標3、全社共通
ムダをなくす。
①在庫のムダ(道路舗装材etc.)
②時間のムダ(帰宅が深夜、翌朝に及ぶ社員)

以上について、次の事項を次回5月22日の訪問時に改めて確認することにしました。

5月:初期値(現状値)を把握し、1年後の挑戦的な数値目標を設定する
6月:テスト施行
7月:キックオフ(決算期7月~6月)

教訓

1、「売上ノルマの廃止」と「行動目標の設定」が社長に自信を回復させた
2、不況克服に奇策なし、「行動目標」を決めて着実に実行すること

※本記事は、2020年6月刊行の書籍『生産性向上はこうする』(幻冬舎メディアコンサルティング)より一部を抜粋し、再編集したものです。