世界一孤独な男性だからこそ、今一度自分と真面目に向き合い、自己コントロールしながら、コツコツと日々努力を重ねてください。一方で、隣近所や職場の内外で新たな人付き合いを模索して欲しいのです。社会から孤立しないでください。

スポーツ・娯楽・趣味の集まり、町内会・自治会、ボランティア、NPO(特定非営利活動法人)や市民活動などの様々な活動にも関心を持つことが大切です。こうしたなんらかの活動組織への参加があなたの孤独にこれまでにない幸せの風を運んでくれるはずです。

【ポイント】

孤独は悪しき生活習慣と同等以上の健康被害を招きますが、米国の長期追跡調査研究から真面目に自分と向き合うなどの性格が長寿の要因であることが明らかになりました。

だからこそ、孤独に耐えて自己鍛錬する者を敬う日本の精神的風土が自他ともに影響し合って、世界一孤独な日本男性が長生きできている可能性があります。

しかし、自己鍛錬の「孤高」の精神を持ち合わせているとは言え、孤独は美化すべきではありません。次項(8)で述べる社会関係資本に配慮してください。

※本記事は、2020年1月刊行の書籍『ストップthe熟年離婚』(幻冬舎メディアコンサルティング)より一部を抜粋し、再編集したものです。