医師には、「手術しないと治らない」とまで言われていました。しかし、ウガンダでの二年間の生活で、病院や医師、薬に頼ることなく、症状が完治してしまったのです。

なぜ、途上国で現代医療の常識を覆す結果が起こったのでしょうか。日本時代と大きく変わったのは、「生活習慣」と「生活環境」の二つでした。

まずは生活習慣。ウガンダでは野球部を設立し、朝練習を日課にしていたため、毎朝四時起床、十時就寝という規則正しい生活をおくっていました。

そして、食事は、冷蔵庫がなかったので、地場でとれる穀物、新鮮な野菜、大豆、魚が中心でした。お菓子や加工食品、ジャンクフードは贅沢品で、地域でとれた四季折々の旬の農産物や果樹、ミネラルウォーター(炭酸飲料は極力とらない)を毎日摂取していました。

次に生活環境。大自然に囲まれ、動物、植物と共生する教員宿舎で生活していたので心理的ストレスがかかりにくい状態でした。このような二つの変化によって、免疫力が向上し、二年間、薬・病院なしでも異国の地で健康を保つことができたのです。

※本記事は、2020年8月刊行の書籍『超元氣! 現代病を防ぐニッポンの知恵』(幻冬舎メディアコンサルティング)より一部を抜粋し、再編集したものです。