墨色が車窓に続く暗い夜に
 竹藪照らす南京の月

 

目を見張る黄山駅の夜明け空
 ラピスラズリで投射したよう

 

桂林の凛立してる怪岩に
 乳白色の秋雲懸かる

※本記事は、2012年12月刊行の書籍『歌集 星あかり』(幻冬舎ルネッサンス新社)より一部を抜粋し、再編集したものです。