塔に棲む雀の声ものどかなり
 白雲浮かぶ春の国分寺

 

七世紀にたたら製鉄はじまりぬ
 この技をつぎ刀を造る

*日本で最初に製鉄がはじまったのは備前の国。古墳時代後期六百年ごろから製鉄がおこなわれていた。
その伝統の上に日本刀の製作があると云われる。

 

高熱の鋼鉄を打ちて鍛へたり
 匠の技に刀身は成る

*六百度の高熱になる。

※本記事は、2016年7月刊行の書籍『歌集 旅のしらべ 四季を詠う』(幻冬舎ルネッサンス新社)より一部を抜粋し、再編集したものです。