3 戦いなんてしない奴が、一番強い奴なのです。
2018年5月21日(月)

戦いなんてハナからしない奴が一番強い奴ではないかと。

プロレスもMAも見る、野球やサッカーの乱闘も見る。

私を、プロレスや格闘技を見る世界から隔離しない限り、これからの人生、これらを見続けるだろう。

プロレス・格闘技に出会ってしまった以上、これは習慣化されてしまった。

プロレスや格闘技なんかしなくても、人生を謳歌して仕事するとか、暮らしている人はいっぱいいる。

プロレスや格闘技を、特別に意識せずに自分の人生を送っている人もいるだろう。

芸術家で争いを嫌い、楽しく生きている人もいるだろう。

だから、私の場合で言えば、1回、プロレスや格闘技という世界にハマってしまった以上は、こういう戦いの強さ・弱さなんかと向き合わなければいけない。

自分の家族が、会社へ行く、家事をする、芸術をする、営業をする……など。こういうことをプロレスの戦いと強引に重ね合わせる必要はない。

一般の人は、そういう意味での戦いはあるかもしれないが、プロレスや格闘技のような、誰が1番強いのか? とか、勝ち負け? とか、暴力……などとは基本的に無縁で生活をしているのだから。

少なくとも当たり前だが、彼らはリングやオクタゴン(八角形の金網で囲まれた、格闘技のリング)で上半身裸になって、殴り合うとか、蹴り合うとかしなくていいのだ。

そんなことには興味がないという観点に完全に立っているのなら一番強い人である。もしかしたら、プロレ ス・格闘技マニアは、本当に強いか、あまり強くない人の集まりと言えるのかもしれない。興味のない人の方がある意味強いのかも?

※本記事は、2020年7月刊行の書籍『アイディア・プロレスコラムDX』(幻冬舎メディアコンサルティング)より一部を抜粋し、再編集したものです。