十七歳院のすすめにそひたれば鳥羽天皇に入内され給ふ

*永久五(一一一七)年、鳥羽天皇(第七十四代天皇〈一一〇七~一一二三〉)に入内。
入内とは、宮中に入り、天皇のお側に仕えること。

**院は白河法皇を指す。

 

若草のにほふがごとき璋子なり花織りみだる唐衣召さる

 

つややかに流るる黒髪撫でやらん帝は待ちかね大殿籠る

*大殿籠る 御寝所におはいりになること。「寝る」の尊敬語。

**帝は鳥羽天皇のこと。

※本記事は、2013年2月刊行の書籍『花と散りにし』(幻冬舎ルネッサンス新社)より一部を抜粋し、再編集したものです。